絵が描けたらいいなと思いながら、描けないと信じて何年も過ごしてきた。
2013年、私はイチゴを描いた…一粒の…大きなイチゴを。
木工職人として訓練を受けてきた私にとって、立体作品の製作からキャンバスに立体のイリュージョンを描くことへの移行は挑戦的だった。
このイチゴの種をどうやってそれぞれのクレーターに沈めればいいのだろう?
私はかつて恩師に言われた言葉に立ち返った。
「見えるなら、できるはずだ。見えない人もいる」と彼は続けた。
この言葉は私のマントラとなり、”できない “ときはいつでも、目を開いて被写体、光、影を見ること……そしてもう一度見ることを思い出させてくれた。
それ以来、関西でのグループ展に参加し、2022年9月には京都の法然院で初めての個展を開催した。私は独学で絵を描き続けてきたが、今はイチゴ危機で困った時には頼れる熟練した画家仲間がいる。
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